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2022年9月20日

下川教授の早期アルツハイマー病に対する超音波治療の探索的治験の結果がTohoku Journal of Experimental Medicineにオンライン掲載されるとともに、東北大学からプレスリリースされました

超高齢社会においてアルツハイマー病の患者が世界的に急増し、有効で安全な治療法の開発が待たれる中で、かねてより低出力パルス波超音波(low-intensity pulsed ultrasound:LIPUS)治療がアルツハイマー病に対し、有効かつ安全であることを動物モデルにおいて世界で初めて明らかにしていた、当社創業者・取締役会長兼CMOで東北大学の下川宏明客員教授が率いる研究グループにより早期アルツハイマー病の患者に対してLIPUS治療の探索的治験を実施した結果、その安全性が確認され、有効性を強く示唆する結果が得られました。

本研究成果は2022年9月15日に国際的な英文総合医学雑誌Tohoku Journal of Experimental Medicineにオンライン掲載されました。


このアルツハイマー病に対するLIPUS治療機器「LIPUS-Brain」は当社が開発を進めており、2022年9月5日付で厚生労働省の「先駆的医療機器指定制度」の対象品目への指定が了承されています。

【論文題目】
Title: A pilot study of whole-brain low-intensity pulsed ultrasound therapy for early stage of Alzheimer’s disease (LIPUS-AD): A randomized, double-blind, placebo-controlled trial

Authors: Hiroaki Shimokawa, Tomohiko Shindo, Aiko Ishiki, Naoki Tomita, Sadamitsu Ichijyo, Tasuku Watanabe, Takashi Nakata, Kumiko Eguchi, Yoku Kikuchi, Takashi Shiroto, Jun Takahashi, Satoshi Yasuda, Hiroyuki Arai.

タイトル:早期アルツハーマー病に対する低出力パルス波超音波全脳治療のパイロット研究:無作為化二重盲検比較試験

著者名:下川宏明、進藤智彦、石木愛子、冨田尚樹、一條貞満、渡辺 翼、中田貴史、江口 久美子、菊地 翼、白戸 崇、高橋 潤、安田 聡、荒井啓行

掲載誌名:Tohoku Journal of Experimental Medicine
DOI: https://doi.org/10.1620/tjem.2022.J078

【東北大学のプレスリリース】
世界初のアルツハイマー病に対する超音波治療の開発 – 探索的治験で期待される結果 –
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20220916_03web_alzheimer.pdf

【本件に関するお問い合わせ】
サウンドウェーブイノベーション株式会社 PR担当
mailinfo@sw-innovation.com