2026年3月3日
スパークリングフォトン株式会社とサウンドウェーブイノベーション株式会社による基本合意書締結に関するお知らせ
スパークリングフォトン株式会社(本社:東京都多摩市、代表取締役:金田道寛、以下「スパークリングフォトン」)とサウンドウェーブイノベーション株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:下川宏明、以下「サウンドウェーブイノベーション」)は、この度、頻脈性心室性不整脈患者を対象とした治療用医療機器「衝撃波カテーテルアブレーション」の事業化に関する資本業務提携契約を締結しましたことをお知らせいたします。
1. 業務提携の背景と目的
頻脈性不整脈の治療において、従来の薬物療法に加えて、原因となる心筋組織を不活性化するカテーテルアブレーションによる根治術の果たす役割が大きくなっています。しかし、従来の高周波アブレーション方式は、作用機序として発熱を利用しているところから、深達度の限界により、心不全や心筋梗塞後に多いとされる心外膜側から発生する頻脈性心室性不整脈が治療できないことから、臨床の現場では、新たな治療法の開発が求められていました。
サウンドウェーブイノベーションは、創業者である下川宏明代表取締役(医学博士、東北大学名誉教授)、高山和喜氏(工学博士、東北大学名誉教授)、金田道寛代表取締役(スパークリングフォトン)、西村幸会長(レイクR&D)および山本裕朗研究マネージャー(理学博士、サウンドウェーブイノベーション)の研究成果に基づき、レーザー誘起衝撃波(Laser-Induced Shock Wave)を用いたカテーテルアブレーション(Shock Wave Catheter Ablation、 以下「SWCA」)の開発を進めています。SWCAは超短パルスレーザービームをカテーテル先端まで誘導しレーザー誘起衝撃波を発生させ心筋内部に収束照射させる事により、心室頻拍、心室性期外収縮等の治療を行います。SWCAは衝撃波(音速を超えて伝わる、圧力・密度・温度が不連続に急上昇する圧力波)を用いる為、深達度が深く、熱影響が少なく、血栓の生成が少なく、心内膜の損傷も小さい治療であり、不整脈治療に革新的な変革をもたらすことが期待されます。SWCAは、2024年にPMDA医療機器戦略相談において非臨床試験の充足性が確認され、有効性と安全性を強く示唆する結果が得られました。この結果を受け、有効性と安全性を検証するための探索的治験の開始を計画しています。
スパークリングフォトンは、長年にわたり培ってきたレーザー装置の開発・製造における豊富な経験と知見を有しており、サウンドウェーブイノベーションの有する衝撃波技術の社会実装を加速させる最適なパートナーであると確信しています。本提携は、スパークリングフォトンの設立目的である「最先端の技術を社会実装可能な形に開発し、社会基盤へ応用展開し、社会に対する貢献と自社利潤に繋げる」の具現化の一つと位置付けており、その実現に向けた重要な一歩となるものです。また、サウンドウェーブイノベーションは、『革新的な変革をもたらす医療機器の社会実装』を企業目標に掲げており、今回の提携により両社は、頻脈性心室性不整脈治療における新たな医療の選択肢を社会に提供し、患者様のQOL向上に貢献することを目指します。
2. 業務提携の概要
本提携において、サウンドウェーブイノベーションはSWCAの探索的治験を推進し各自が保有する知見、経験、技術、知的財産やノウハウを活用する一方、スパークリングフォトンはSWCAを構成するレーザー装置の製造・供給を担います。
今後の計画として、2029年末に検証的治験の完了を予定しており、その後、医療機器の製造販売承認の取得のための手続を速やかに行う予定です。承認取得後は、2030年の春ごろの販売、そして全国の医療機関での治療開始に向けて、両社協力してそれらの展開を進めていく所存です。
3. 今後の展望
スパークリングフォトンは、「「レーザー」と「衝撃波」を核技術として応用分野に注力する,日本で最初の企業」として、厳しい環境下でも運用できるよう設計された、自社開発の「レーザー発振装置」「衝撃波発生装置」で社会基盤を支えていきます。
サウンドウェーブイノベーションは、レーザー誘起衝撃波を用いた世界初の衝撃波カテーテルアブレーションシステムの社会実装を目指しており、この技術が、多くの心室起源の難治性不整脈に対して効果のある新たなモダリティとして発展することを期待しています。
両社は、本提携を通じて、頻脈性心室性不整脈を対象としたSWCA治療機器の早期実用化と普及に貢献し、患者様やご家族のQOL向上という社会課題の解決に貢献するとともに、密接な協力関係の下、それぞれの事業成長を加速させ、持続的な企業価値の最大化に努めてまいります。
【サウンドウェーブイノベーション株式会社 概要】
• 低出力パルス波超音波(LIPUS)および衝撃波カテーテルアブレーション(SWCA)に関する研究・開発・ライセンシング・製造・販売を行う企業
• 音波を用いた低侵襲治療プラットフォーム技術の社会実装を目指す
【スパークリングフォトン株式会社 概要】
• レーザー発振装置、レーザー応用装置、衝撃波発生装置、衝撃波応用装置、画像装置の、研究開発・製造・販売を手掛ける企業
• 防衛省 「装備品製造等基盤事業者」 に認定(2025年9月)。
【本件に関するお問い合わせ】
サウンドウェーブイノベーション株式会社
広報担当 mail:info@sw-innovation.com